ビシッと。

ある時期、私は同じ会社の男性にちょっと恋をしかけていました。
しかける、って、「恋をしてるかな?もしかしたらしてるかもな?」ということです。
決して、「罠をしかける」のしかけるではありません。
とある日曜日、その人とデートの約束をし、近場の温泉へ行きました。
日帰りの温泉デートです。もちろん混浴ではありません。
別々にお湯につかって、「気持ちよかったね」と、帰りに一杯ひっかける、
というようなデートです。
気持ちよく温泉に入り、お酒を飲んでちょっと気持ちがよくなった私たちは、
温泉の施設内にある畳の大部屋で、地元のお年寄りのカラオケを聴きながら、
肩もみをしたり、足の裏に乗っかったりして指圧マッサージ大会。
夕方までゆっくりだらだらした私たち、彼の運転で東京に戻り、
私の家の近所で中華を食べてその日のデートをしめくくりました。
セフレが家に送ってくれる途中、
私の方を見て「キスしていい?」と言ったのです。
あまりにも突拍子もなく言うので呆気にとられた私は、いい、とも、ダメ、
とも言葉が出ないまま、「えっ???」とびっくり顔のまま。
彼は「いい?」ともう一回聞きました。
今思えば、そうやって彼がきちんと尋ねてくれたのは
とても紳士的だったような気がします。
しかし私は、「そうやってデートに出かけるたびにいろんな子に
そう言ってるんだったら・・・ダメ。」と返したのです。
彼の反応は、「・・・あ、そっか。そうだよね。ごめん。」でした。
この男性無料出会いで私と彼、
「友達のままのがいいかもね」となり、未だに仲良しの友人どおしです。
恋は流れに任せるのも大事ですが、ときにはビシッと言うべきこと言った方が、
恋の行方が迷子にならないんだな、とそのとき思いました。